2010年11月5日(金)~11月28日(日)、はつかいち美術ギャラリーにて
ぜひご高覧下さいますようご案内申しあげます。
会期:2010年11月5日(金)~11月28日(日)
会場:はつかいち美術ギャラリー
休館日 / 月曜日
開館時間 / 10:00~18:00(入館は17:30まで)
観覧料 / 一般500円(400円) 大学生400円
高校生以下無料
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
主 催/(財)廿日市市文化スポーツ振興事業団
協 力/広島市立大学芸術学部
ー新収蔵作品を中心にー
『母子像』を出展します。
出展作家
石井鶴三 池田満寿夫 瑛 九 織田一磨 小野忠重
北村文雄 木下泰嘉 小林清親 清宮質文 谷中安規
友安一成 長谷川潔 藤牧義夫 森岡完介 森 義利
山本容子 横山隆雄
2010 4月1日(木)~5月16日(日) 月曜休館
10:00~17:00
東広島市立美術館
宮本朋子さんの銅版画による作品展のご案内です。
2009年11月24日(火)~11月29日(日) 10:00~19:00
ギャラリーCASA
広島市中区八丁堀12-4 1F
082-221-4738 http://www.gallery-casa.com
落田克二さんの版画展のご案内です。
日時 2009.11.10 [tue] ~ 11.15 [sun] 10:00~18:00
場所 ギャラリー パブロ
広島市中区堀川町4-7 ピカソ画房4階
℡ 082-241-3934
落田 克二 プロフィール
1946年 山口県生まれ
1967年 九州造形短大 写真科卒
彫刻家、版画家 水船六洲に師事 木版画をはじめる。
広島県美展入選
1990年 第1回 「広島の美術」入選
2008年 第49回 日本版画会展入選
2009年 個展 落田克二版画展 ギャラリーパブロ
現在 広島市立大学 社会人向け工芸・版画技能講座 版画コースに在籍
森澤 圭 さんのリトグラフによる版画展のご案内です。
日時 9月8日(木)~9月13日(日) 11:00~19:00 (最終日 ~17:00)
場所 art space HAP
〒 730-0045 広島市中区鶴見町2-24-101
℡ 082-249-5453
http://www.urban.ne.jp/home/hap
森澤 圭
2004 個展 (deux egg gallery、金沢)
2005 金沢美術工芸大学美術工芸科 油画専攻卒業
個展 「あふれるかたち」(Cafe Arte、富山)
2006 個展 「空想の庭」(Galleria punto、倉敷)
利根山光人記念大賞展
2007 個展 (Cafe Arte、富山)
金沢美術工芸大学大学院修士課程 絵画専攻修了 終了制作買い上げ
2008 「一会」版画展(八千代の森美術館、広島)
2009 個展 (gallery G、広島)
現在 広島市立大学芸術学部 協力研究員
あおや和紙工房平成21年度特別展 『因州和紙版画展Ⅱ』ー広がりと交流を求めてーのご案内
友安一成「母子像」を出品します。
日時 9月10日(木)~10月4日(日) 9:00~17:00(月曜日休館・祝日の場合翌日)
会場 あおや和紙工房 企画展示室
あおや和紙工房 http://www.aoya.city.tottori.lg.jp/washikoubou/top.htm
〒689-0514 鳥取市青谷町山根313 ℡ (0857)86-6060
今日は山羊のメイさんを紹介します。
メイ。9歳、2009年春。
2000年の春、5月の風に乗って突然に彼女はやってきた。艶やかな黒に白が美しい。
私が小さい頃には身近な存在だった。いつの間にか目にすることがなくなって、いまどき山羊を飼うなどはかなりの変わり者に見えるらしい。山羊を飼っている話をすると、大概の場合喜んで興味を持って頂ける。それに私自信を理解していただく一助にもなる。「そういえばなんとなく山羊に似ていますね」まで話は進む。中に「それ食べるんですか?」と聞かれることもある。この人の場合説明が難しく正しく伝わらない。
父が残してくれた山林や田畑があって、絵を描きたいと思った私は残念ながら稲作の方法を身に付けることが出来なかった。田畑の雑草の管理に途方にくれていた時(草刈り機で刈ること自体は大好きなのだが)、新聞の記事で山羊が雑草の管理が出来るらしいことを知った。知り合いを頼って隣の大和町のHさんからお譲りいただけることになり、ご夫妻でメイを連れてきていただいた。初対面のメイに私共が大喜びをしている時に、Hさんの奥様がそっと目頭を抑えていらっしゃったのを忘れることが出来ない。
不純なこの動機はすぐに消えて、その日から限りなく人間に近い(多くの場合それ以上の)共同生活者になった。やがて子供が生まれた。山羊の乳房は二つで人間とおなじと思っていたらいきなり三つ子が生まれた。動物の子供は必ずそうだが子ヤギは特にかわいい。
しばらくの間格闘してみたが、やはり4匹では生活の設計が成り立たない。覚悟が足りなかったと忸怩たる思いは今もあるがHさんに引き取っていただくことになってしまった。その日今度は家内が泣いていた。
ちなみに家内は思いのたけを飼い方に籠める人で、その工夫が日々の生活の方法になる。時々制作が疎かになる傾向。
ところで山羊は何年生きるのか。Hさんにお尋ねしたことはないが、
このあと私共とはかなりいい勝負になるかも知れない。
次回は愛犬『(俵屋)宗達』のはなし。乞うご期待。
広島市立大学大学院博士前期課程の中村有丞君の個展のご案内です。
日時 2009年8月25日(火)~30日(日)
11:00~20:00(最終日は17:00まで)
場所 アーバンビューグランドタワー
gallery G
広島市中区上八丁堀4-1
tel(082)211-3260 http://www.gallery-g.jp/
略歴 1984 熊本県生まれ
2009 広島市立大学芸術学部美術学科油絵専攻卒業
現在 広島市立大学大学院芸術学研究科絵画専攻在学
コメント
大学入学当時より友安先生の指導のもと、油絵や版画などの制作を行ってきました。私は主に『動物』と『風景』をモチーフにして制作してきました。『動物』は亀や魚 オオサンショウウオなど少し人間から距離のあるものを取り上げ、『風景』は階段やブロック塀、アスファルトの道など人工物を多く取り上げました。
これらは全く違うものですが、私自信との関係があまり身近ではないために、または身近すぎるために、感情移入がしにくいという点で似ているのではないかと思います。そんな自分との関係がニュートラルなものに得体の知れない美しさがあると感じています。
ご高覧頂きご意見ご感想頂けたら幸いです。 中村有丞
「第49回日本版画会展 広島会場」が始まります.
The 49 Annual Japan Print Society Exhibition Hiroshima
■ 会期:7月28日(火)~8月2日(日) 午前9時~午後5時
8月1日(土)は午後7時まで
■ 会場: 広島県立美術館 地下1階 県民ギャラリー 入場無料
昨年の本展(東京都美術館)の広島会場展です。
創立会員の棟方志功の作品を特別展示します。
本日より「一会」ブログを開設します。
これから様々な情報を発信していきます。
ご期待ください!
とりあえず入野の風送ります。
5月のはじめ、一斉に芽吹く新しい芽がほぼ出揃う瞬間がある。1年に1度この1瞬だけなんとも言えない摩訶不思議な緑の空間になる。都合の良いことにこの時期は世の中が休みの時なので、どうしてもゆっくりと外で食べたくなる。アトリエの前にタイヤと板を持ち出してクロス、後はいつも食べるものを置いて準備完了。新鮮。感動。
大切な木陰を作ってくれるのは25年間ですっかり大きくなった白木蓮の樹。娘が1歳か2歳の頃に、忠海の祭りの植木市で求めたものだ。幹が2センチほど、1メートルにも満たなかった苗が、直径40センチの大木になった。すざましい成長であるが大切なモチーフにもなった。
この楽しい食卓もたった3週間ほどで終わる。突然にこの木蓮の若葉に得体の知れない幼虫が住み付く。昼夜を問わず無数の幼虫が食べ続ける音と、落ち続ける糞の音に慣れて楽しむことができるまでには数年かかった。大木のほぼ半分を食い尽くした頃に全員が突然と樹を降りて地面を西に向かう。オームの大移動の様子。決して人知をもって解せない。蛾なのか蝶なのかいまだに判らない。半分裸になって残された木蓮の枝は自ら養生を始める。ひと月をかけて、食べつくされたすべての葉を必死で新たに揃える。これも人知をはるかに超える。かくて5月の入野に訪れる不思議な緑の風は今はまぼろし・・・。